[本文引用]
本日、とても久しぶりにTOEICを受験した。
ここ数日、受ける直前に何人かに話したら、とても驚かれた。
その驚きの理由は特に聞いていないが、私を昔から知っている人には、どうして再開したのですか?ということになると思う。
実際、受験会場では、ざっと見渡した限り、私の年齢層はとても少なかった。
私が、TOEIC受験にハマっていた10数年前でも、40代半ばの私は目立っていた方だ。総じて20代、30代が多かった印象が残っている。
これは説明しなくても、皆さん想像通りの傾向である。
そもそも、TOEICを受ける理由と合致する。留学ならTOEFLの方がマッチする。私の知る限りは、TOEICは仕事で英語を必要とする人の受験が多い、あとは、人に英語を教える人だろうか。だから、ビジネスで英語をマスターする適齢期は、20代から30代からが一般的だと私も思っている。
そういう意味では、10数年前にTOEICを4年間、2か月に一度チャレンジする私は珍しかったと思う。まあ、海外で多くの活動時間を必要としていて、英語を使う機会も多かったので、その当時が私にとってのラストチャンスと思い、真剣にマスターを試みた。
TOEICを活用して、そこそこまでは到達できた。
経営の仕事をしていたので、留学もままならず、また、国内での英会話教室も通う時間が捻出できず。ならば、2か月に一回の縛りを付けて、試験=練習を繰り返した。もちろん、参考書などは沢山買ったが、今にして思えば、話しする時間はほとんどなかった。要するに、英字新聞を読むぐらいしか活用の機会がなかったので、自然と英語から離れていった。
では、なぜ、今回受験したのかであるが、昔の様な明確な理由や目標があった訳ではない。強いてあげれば、ITの仕事を長年してきた関係で、この先、AIによる自動通訳という世界が急激に広まる手前まで来ていると認識している。
あと数年もすれば、超専門分野でない限り、普通のビジネス英語ぐらいは、AI君が自動通訳する時代が来る。翻訳については、すでに使っている人が沢山いるが、日増しに精度が向上している。
そんな時代に私たちは生きている訳である。
こんなことを普段あれこれ考えている中で、この数年以内に英語が話しできるようにならないと、一生そういうチャンスを逃すのではと思ったからである。
もちろん、これは英語だけではない。少なくとも数年後には、メジャーな言語同士の通訳は普通にできるようになるだろう。そうなると、私は世界はとても良好な人間関係の部分が広がっていくと思っている。
やはり、言葉の壁と言うのが民族の壁と直結することが多い。国と国の関係は歴史的なものもあり、深いが、一個人個人は、言葉の問題がなくなれば、人間同士の付き合いがもっとフラットにフランクに拡がる。
企業や専門家同士の付き合いだけではなく、世界の一般市民の付き合いが、言葉の壁を超えて、オンラインの活用も含めて一気に拡がる。こんな期待感を毎日持ちながら日々過ごしている。
だからこそ、今のうちに、英語という語学ぐらい一度は使いこなそうと思って、TOEICを再開した訳である。
そして、大きな発見があった。
自己学習にしても劇的に環境が変わっている。スマホ一つで、以前の学び方の数倍の効果が出るようなアプリが沢山ある。こんな恵まれた時代に、英語学習だけではないが、セルフで学ぶことがとても大切であることを再認識している。
以上