[本文引用]
最近、教育の話題が喧しい。
生涯学習はすっかり定着した。
それに加えて、リカレント教育、リスキリング、・・・・。
時代背景を考えると、人生が長くなった。
オーソドックスなパターンとして、大学を出て社会人になって、概ねその企業の戦力となるための教育の機会が得られる。
会社や働く人によって千差万別だが、ビジネスで結果を出すためには、何らかの教育を受けないといけない。もちろん、独学と言う選択肢もあるが、企業が施す教育を全く受けない人はいないだろう。
ただ、中小企業では、教育までなかなか手が回らないのが実情で、現場でたたき上げてスキルを磨くことが多い。中小企業の社員教育も課題を抱えたままだが、今は、国が音頭をとって社会全体で、教育を見直そうと言う機運だ。
もちろん、義務教育から始まって、子供の頃の教育も試行錯誤が続いている。教育と言うのは、学んで今すぐ活かすということも大事だが、それ以上に、将来の活躍のため、将来のビジネスをするための糧になるような内容が必要だ。
今であれば、ITスキルが話題になりやすい。
だが、それ以上に重要な事は沢山ある。高齢化社会、福祉、地球環境、社会貢献・・いいまで、会社の教育では学ばなかったことばかりだ。簡単に言えば、小学校の頃の社会科に匹敵するようなものと言えようか。
私も学ぶことは嫌いではない。
だから、あれこれ工夫しながら学ぶ機会を創っている。
書籍、人の話、雑誌、新聞、ネットで見つけた情報、動画など実に様々な学ぶことができる情報やコンテンツは溢れている。
溢れすぎているので、どれが自分が欲している学びの教材になるかを選ぶのは大変だ。
実は私は、十数年前、ゴルフと英語の学びに凝ったことがある。その時は、まだ、ネット全盛時代ではなかったので、ゴルフであれば、ゴルフ雑誌や本、英語であれば、英語学習テキスト。いずれも大量に購入して、あれこれ眺めていた。
もちろん、中には、とことん熟読したものもあるが、結局行きついたのは、それぞれのノウハウや専門知識には、共通するところと、違うところが混在しているということだ。
これは、どんな学びでも同じだと思う。
ある一つの事を学ぶのに、たった一つの正解はない。
先生や講師が100人いたら、当然、知識や経験のばらつきがあるし、教え方も千差万別だ。
考えてみれば、私たちは子供の頃から、学校の先生に左右された学びを随分前から経験している。そういう意味では、親からの学びも同じだ。
誰から学ぶかの選択も大事なのだが、それよりも、大まかな基礎的な事やその先生の体験や考えたに基づく教えの中から、エッセンスを吸収することを大事にするのが丁度よいのではと思う。
個性的でオリジナルなことを教える人は世の中に沢山いるが、これからの時代、どんな人からも幅広く学んでいく。そういう中から、自分に合ったものを見つける、取捨選択していくことが大事だと思う。
そうしないと、これからの時代、用意された環境や先生からの学びだけでは、なかなか、普遍的な長い間で通用するものは得られない。
自分が何を学びたいかを明確にすれば、誰から学んでも良いし、どんな方法でもよいのではと思っている。
以上