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本音と建前の人間関係の中で

ユーザー
サイト管理者
日付
23年2月19日 08時31分
元記事URL(外部サイト)
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12789994591.html

[本文引用]

 

 

人間関係を好きな人もいれば、わずらわしいと思う人もいる。

人間関係の中で疲れ果て、ストレスが溜まり、悶々としている人がいる。

人間が社会的動物である以上、人間関係を避けて生きることは難しい。

ただ、必要以上に人間に関わらなくても、幸せに生きることはできる。

特に、家族や親しい人に囲まれていれば、それで充分とも言える。


ところが、長い人生、様々な人付き合いが生まれる。学校に通えば、友だち関係、先生との関係だけでも大変に思う子もいる。私も小さい頃はその部類で、とにかく、人と接するのは苦手だった。


それがいつの頃からか、人間関係の中で積極的に仕事している自分がいる。根っこは変わらないので、時々、人間関係に疲れ果てる。


しかも、会社ではつなげる活動をベースとして事業活動や社会貢献活動をしている。自らの発信により、新たな人間関係が加速度的に拡がる。特に、SNSとの絡みで、自分の行動次第では、世界のどんな人とでもつながれそうな時代感である。


一方で、人間関係という密なつながりは、人間そのものの限界があって、やっぱり、100人、多くて200人ぐらいだろうと今でも思う。

椅子取りゲームではないが、キャパは個人差はあれど、決まっているように思う。

人間関係を論じた本を私は好んで読む。特に20代後半、30代前半で、結構はまった著者がいる。中野千枝さんだ。主な著書揚げると、"タテ社会の人間関係"、"タテ社会の現代社会"など、なかなか意味深い奥の深そうなテーマがある。


20代後半に読みだしたのは、自分が人間関係で悩んでいたわけではなく、なんとなくこのテーマに関心があったからだ。

その時の読後の鮮明な記憶は、いまも、心のどこかに残っている。社会的動物とう表現は、大分後になってから知ったが、若い頃のインパクトとしては、人間関係も複雑と、様々な関係性の中で、思い悩んだり、慮ったり、コミュニケーションを円滑にする努力をしたりと、人間は実に悩み深いと言うか、奥が深いと思う。20代に読んだ、先ほどの中野氏の本の中には、本音と建前のせめぎ合いが鋭く表現されていた印象が強い。


実際、今でも思う事は、どんな人でも人間には本音と建前がある。

本音と秘密とは少し違う。建前だけで人と接していては、親密な人間関係が生まれることはまずない。

一方で、極端に言えば、本音だけで付き合いができる人間関係があるのか?と言えば、こちらもレアケースである。やっぱり、両方の使い分けだろうと思う。

もちろん、自分本位に人間関係を構築するための使い分けと言う意味ではなく、基本的にはお互い様。お互いに、本音もあるし建前もある。

だけで、あなたは親友だから、誰よりも本音の比重や密度は濃いですよ。こんな関係がお互いに通じ合っていれば、とても良好だと言える。世間でも親しき仲に礼儀ありとも言う。流石に、どんな人間関係でも言っていいことと悪いことがある。なかなか、奥が深い。


人生が長くなると、それなりに親しくしていた人でも、ある日突然、誤解や何かのトラブルが原因で。実は、こう思っていた。この際だから言うけどね。と、昔の事を走馬灯のように、持ち出して、関係の悪化を招く人がいる。本音が突然表に出てきた状態だ。もちろん、いざという時、利害不一致でも解決しないといけない場面では、こういうこともなくはないが、

やっぱり、良好な人間関係を保つためには、ある日突然の本音は避けたいものである。

 

以上