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【提言21】つながるアフリカは「茹でガエル」の日本を刺激する

ユーザー
サイト管理者
日付
18年12月11日 18時09分
元記事URL(外部サイト)
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12425179267.html

[本文引用]

2016年7月21日、私達としては初めてとなるアフリカに関連した
セミナーを開催した(EGAセミナー~アフリカ編~)。
前述したように、EGAは私が考えた造語であり、
新興国でのビジネス推進を図る上で、従来のアジアのみならず
アフリカもその範囲に加えた呼称として使用している。
EGAへの支援サービス(EGAブリッジサービス)の第一段階として、
まずアフリカビジネス情報の発信を目的にセミナーを開催したものである。
今後はアフリカビジネスの可能性や現状について、人と企業と
ビジネスシーズに焦点を当て、ビジネスマガジン、ブログ、書籍、
そしてオンラインセミナーという形で情報発信を展開していく予定であり、
すでにその準備を進めている。

私達は現在、ウガンダ、ルワンダにおけるビジネス展開を準備している。
(※2016年発刊当時)
ルワンダへの会社設立はすでに手続き済みであり、今後はウガンダへと
そのすそ野を広げていく予定だ。セミナーでは、ウガンダに在住する2人に
現地からオンラインにて講演してもらった。
ひとりは、JICAに出向の形で海外青年協力隊としてウガンダに赴任して
約1年半(2016年7月時点)の渡辺慎平。私達のスタッフのひとりだ。
もうひとりは、WBPFConsultants.LTDの伊藤氏。
ウガンダ現地で事業活動をされている。少々、通信回線の問題は発生したが、
地球の裏側のアフリカからのオンラインセミナーは刺激的で感慨深いものがあった。

 

「こういう時代が来たんだ…。世界はつながるんだ…」

聴講者の皆さんも実感されたことと思う。特にベトナム人の友人が
食い入るように聴講していたのがとても印象に残った。
もちろん、電波メディアであればあまり驚きもあるまい。
例えば、CNNのような報道番組であれば、生中継は朝飯前。
しかし、今回利用した仕組みはとてもシンプルなもの。
最先端のICTの仕組みでありながら、利用料金は極めてリーズナブルである。
テレビ局がアフリカから生中継をしようとする際のコストを考えてみればわかりやすい。

私達が使用しているツールはシャープ株式会社の子会社である
iDeepソリューションズ株式会社(現シャープマーケティングジャパン株式会社)
の「TeleOffice」。
低廉な月額固定利用料金を支払うだけで、契約の範囲であれば、
いくらでも使い放題。今回のオンラインセミナーが画期的なのは
同社のサーバが日本にあるということだ。
シンガポールやドバイにあるのではない。
少し前までは、東南アジアのベトナムでもこういうオンライン形態での
サービスはとても品質が劣悪で、実用に耐えられなかった。
今やすでに、地球のどこでも利用できるレベルにある。
アフリカでここまでできるのだから間違いないだろう。

話は変わるが、先日、「アフリカに見捨てられる日本」(創生社新書)
という刺激的なタイトルの本を見つけた。


初版は約8年前の本なのだが、その内容はかつての東南アジアを見ているようだ。
東南アジアでNATO(ノー・アクション・トーキング・オンリー)と
揶揄され続けてきた日本人。いつも相手国に期待させはするが、
なかなか行動に移さないので『口だけの国』と言われるようになる。
今もベトナムでもこの傾向は変わらない。
爆発的にベトナム人気が日本でも高まっているが、世界中が同時にそうなのだから、
相対的に日本のNATOはあまり変化がない。
この本を読んでいて、どれだけアフリカの声が日本に届いていなかったのかと
いうことを改めて痛感した。アフリカも以前から日本に来て欲しいと
ラブコールを送っている。もっと、日本人にアフリカのことを
知って欲しいと願っている。
今からアフリカビジネスに本格参入するのが、私自身は遅いとも早いとも思わない。
今、この時点こそベストタイミングだと考えている。

そんな中で、アフリカと実際にオンラインでつないでみた。
つな