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だから日本のテレワークは失敗する

ユーザー
サイト管理者
日付
20年4月14日 10時22分
元記事URL(外部サイト)
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12589503051.html

[本文引用]

 

 

不便の解決のための便利なものが新たな不便を生む。

 

人間とはつくづく進化が好きだと思う。

 

私も含めての話しだが、人間は今の不便を解決するために、新しい便利なものを求める。

テクノロジーの進化はその象徴でもある。


ここ数年、ベトナムでも日本でも私の口癖でもありセミナーでもよくネタにしてきたことがある。

“この便利なスマホ、近い将来どうなると思いますか?”

と、参加者に質問する。


答えをもらうのが目的ではないので、たいてい話を続ける。

“近い将来無くなります。不便なものは無くなるのが人類の歴史だから”

すると、大抵の人が怪訝そうな表情を浮かべる。

こんな便利なものが無くなる?どういう事?

信じられない。

こんな感じの反応だ。

 


正確に言うと、私は全く消えてなくなると言いたいのではない。

進化すると言いたいのである。

今の不便を解決するためにテクノロジーは進化するのである。

だから、思いようとりようで、いつの時代も便利であり不便なのである。

これは仮に江戸時代から考えても同じことである。

 

セミナーの話に戻る。

私なりの体験談を話すると、参加者のうなずきが増える。

なぜ、今のスマホが不便でありデメリットも多いのか?


その答えは幾つでもあるが、例えば。

電池切れを四六時中気にしている。

結構なストレスである。

私は、海外出張などが多く複数のバッテリーと充電用のアダプターを常に持ち歩いている。


あと、使い過ぎて目が疲れ疲労がたまる。人によっては肩もこる。

指も大変である。重労働である。しかも折角の指をフルでは使わない。

なにより、歩きスマホは危ない。


そういう私も、今もどっぷりスマホを使う。

しかし、私は並行して如何に使わなくてよいかも模索している。

ようするに如何にアナログ生活するかである。

だから、いまだにガラケーは手放さない。

(ただ、世の中から消えそうで、私の心配事の一つである)

 



今、世界中で関心が一番多い“便利な”テクノロジーは何か?

それはテレワークてある。(リモートワークという人もいる)

何をもってテレワークというか?

ここでは長くなりすぎるので、今回は割愛するがIT業界によくあるバズワードの匂いも漂う。

 

今は人類最大の危機である。

人と人の直接の接点回数を日本全体、世界全体の総和で減らす。

今はこれが最重要事項である。

ここまで、毎日毎日メディアや専門家などに教えてもらったら、

流石に大抵の人は理解する。

あとは、真剣に一人一人が実行するだけである。

 

そこで、一番最適なのが、オフィスワークの仕事にテレワークという流れである。

一見自然に思える。素人でも納得がしやすい。

メディアでもにわかテレワーク推奨者が激増している。

しかし、自分がやったことがない人、関係ない人ほど無責任発言が漂う。

まあ、これは世の常ではありますが・・・

 

テレワークは魔法の杖ではない。この有効活用には、そもそもITを仕事に活用するかどうか。どう活用できるかどうかの基本的な論点が必要なのだ。

人の接点機会を減らすために、

オフィスワークを極力オンラインやネットでしましょう。

いとも簡単に言う。現場の本当の苦労も知らずに。

 

当たり前の話だが、

今回の危機の以前から、ITを使いこなしてきている人は積極的に使えばよい。

例えばIT業界の人、おおむね大手企業、普段からパソコンやネットを使って仕事をしている人など、こういう人は100%テレワークすればよい。


しかし、そうできない仕事も世の中には沢山ある、できない立場の人も沢山いる。

できない会社も沢山ある。

IT活用がこの20年遅々として進んでいない中小にいきなりは無茶である。

そもそも官公庁や役所も世界の電子政府先進国に比べたら、相当遅れている。

書き出したらきりがないのである。


IT活用の下地が不十分な日本で短期間に一斉にテレワークは無理があるのである。

余計なストレスを増長させるだけである。

ただでさえ、心身ともに健全でいな