[本文引用]
最近は、毎日のようにオンラインでセミナーや対談や座談会をしている。
オンラインでMTGやお客さんなどと話することは、10年以上前からしていたことなので、私にとってはオンラインの利用の方法には大きな変化はない。
しかしコロナ危機の中で気づいたこと、新たに発見したことは幾つもある。一番大きいのは、私の周囲の経営者や生活者、そして私には縁遠い芸能人やフプロスポーツ選手などが一斉にオンライン生活を始めたことだ。
コロナ前の日常ではなかったような人が、YouTubeで話するのを見るだけでも新鮮だ。
私自身はいつもにもましてオンラインを徹底的に使ってみて、ITのメリットとリスクに関して、さらにシビアに見れるようになったかもしれない。
本当に役に立つのか?生活の質の向上に役立てるコツは何か?リスクは何か?
色々と考えながら、毎日のようにITを使っていながら、相変わらずあれこれ考えている。
そんないつもと違う日常の中で、ふと思うことがある。
コロナ危機の中、もし自分がITとは縁遠い仕事人生を歩んでいたら今どうだっただろうかと。
例えば、新人のころ目指した建設工事現場の所長だったら。
あるいは、実家の生業である農業をしていたら。実際には次男だが親父が他界した時に、そういう可能性はあった。
あるいは、高校の時になりたかった医者をもしやっていたら。。
選んだ職業やタイミングによって、ITとのかかわり方は相当違ったに違いない。
そんな私の約35年の仕事人生において、
ITと深いかかわりの仕事人生が今までとするならば、これからの選択肢は大いに迷いたい。
残りをいいまで通りITに関わっていくか?
それとも、ITとはつかず離れずの距離感でいくか?
はたまた、ある時期を境にしばらく、まったくの脱IT社会で生きてみる。
こんなことをつらつら考えている。
多分、本当にやりたいのは三番目ITとは疎遠の世界で生きてみる。ことである。
そうすると、ITについての本当の意味での新鮮で新しい発見があるように思う。
ITを深く知ってしまうと、どうしても専門家視点が拭えない。
今は、ITを使いこなしているようで、ITに振り回されているようにも思う。
実際に指一本で、毎日スマホを操作しながら、経営していること自体が健全だとは思っていない。
私は、いままでは、結果としてたまたまITの仕事をするようになり、
35年間ITから離れて仕事したことがない。
最近は特に、スマホを1日数時間は使っている。
パソコンですら少し長い文章をタイプする以外では使うことはなくなった。
この私のやり方は、とても友人や顧客に進めれるものではない。
とても、特殊な使い方だと思う。
今の私の仕事は、ほとんどスマホで完結できる。
もちろん、それは在宅も含めたチームで仕事できる体制があるからだが。
例えば、オンラインセミナー用のレジュメ作成の仕事があったとする。
ベースは過去長年やってきたオンサイトセミナーでのレジュメのストックがある。
この参考資料を活用して、新しいネタをまとめる。
ネットで調べることも多い。そのうえで、新規のページを何ページか創る。
手書きの下書きを、写真をとって在宅のスタッフに送る。
テーマにもよるが、1、2時間で新規のレジュメが完成する。
これもどこまでやれるかを試している段階である。
だからこそ、