[本文引用]
油絵を描き始めて約4か月。
2番目に書き始めた絵が先に出来上がった。
サイズも小さいし小動物一匹なので時間はあまりかからなかった。
最近、絵を描きだしたことをSNSなどで発信すると結構知り合いに驚かれることが多い。
その驚きは意外という事なのか?
最近こういうことはあまり深くは気にはしていないが、折角なので私と絵のかかわりを少し書いてみることにする。
私は絵を描くのも観るのも好きだ。
スポーツをするのも観るのも好きで、それと一緒の感覚だ。
ただ、絵を描くのは約40年ぶり。高校生のとき以来だ。もともと、水彩画などの絵を描くのは好きだったが、高校の美術の時間に経験した油絵が特に好きになり、プライベートで数枚描いたことがある。
その一つがこの油絵だ。
おぼろげながら、絵の基本は人かモノを書く。例えば花瓶や果物と習ったような気がする。
私は当時は景色を書くのが好きだった。
会社はじめて10年ぐらいの時、つまり40歳ぐらいの時に無性に水彩画が書きたくなったことがある。その時は真面目にプロになろうと思っていたので、マンツーマンで教えてくれる先生を半年ぐらい人づてで探した。地元神戸の先生を希望していたが、奈良の先生だったため断念したことがある。
それ以来、すっかり頭から離れていた。
ただ、私はとにかく絵を観るのが何よりも好きだ。水彩画も油絵もその他のものも全部アート鑑賞だと思っている。
ベトナムでもアフリカでもそれぞれの国にアートがある。また、日本の景色にしても気に入った絵は値段との相談もあるが、結構買う方である。
1年ほど前、油絵を描こうと決心し幾つか道具をアマゾンで調達した。
その気になった最大のきっかけは、友人の影響だ。1年少し前の3月に、ベトナムのカントーの商工会議所の所長のムラさんが自筆の絵をプレゼントしてくれたからである。
それは本当に精緻で絶妙のタッチの感動のプレゼントだった。
聞けば半年かかったそうだ。そういう趣味があるとは聞いていたがここまで本格的とは思はなかった。ライバル心も少しあるし、お返しのために練習をしようと思った次第である。お返しはいつになるかは分からないが、私のとっておきの1枚にしようとは思っている。
とはいえ、40年のブランクは大きかった。準備はしたもののなかなか書く気になれなかった。
そうこうしている間に、誰にとっても青天の霹靂のコロナ禍が始まった訳である。
思わぬ時間ができたし、それ以上に新しいことを始めるチャンスと思い描き始めた。
描くためには流石にそれなりの準備が必要だ。1年前に買ってあった油絵セットが基本だが、油絵の描き方の本も幾つか読むと、足らないものがある。
さっそく、近くのユザワヤに行ってみた。油絵コーナーを覗いて驚いた。まずは絵の具の種類の多いこと。40年もブランクがあると当たり前かもしれないが、今は200種類ぐらいは色があるだろうか?何という進化か。私の知っている油絵は少ない原色を工夫して上手に混ぜて色を生み出すものと信じていた。実際の使い方はまだ分からないが、よりどりみどりの色を選ぶ感覚だ。