[本文引用]
先日、約1年前のルワンダ視察の様子をブログに書いたが、私が初めて訪れたアフリカの国は、ルワンダの隣のウガンダである。
このウガンダ初訪問の4か月後、ルワンダに初訪問の際に会社を設立した。
アフリカのシンガポールを標榜しているルワンダは、世界でも会社の設立が簡単なランキング上位である。だから訪問前から会社設立の準備はオンラインでほぼ終わっていた。 スピード設立である。
なぜ、ルワンダに会社を設立したのか?
驚きをもって多くの人に聞かれた。
また、アフリカでのビジネスをリスクの塊のように反応する方もいた。
アフリカビジネスについてタイミングが来たと判断したのは、私には大きく分けて2つの根拠があった。
一つ目は、ルワンダがIT立国を目指しているという点である。
こちらについては、また別の機会に詳しく触れようと思う。
二つ目の根拠は、ベトナムの経験からだ。
私は、ベトナムビジネスを1998年に始めた。
神戸にベトナム人研修生を受け入れたのが始まりだ。
この時は、神戸での起業家仲間のGAコンサルタンツ(株)の勝本社長に誘われての事だった。
以来20年を越えてベトナムのビジネスに関わってきた。
この20年の変化は想像をはるかに超えているし、ベトナムのこれからを考えれば、これから更にどれだけの変化が起こりそうかを想像するだけでワクワクする。
数年前からのベトナムの発展ぶりを知って、
"近藤さんは先見の明があるね"
と言われる機会が増えた。そう言う人に限って、私がベトナムに進出した2000年ごろ、好意的には思っていなかったりする。
しかしながら、過去の事を覚えている人は結構少ないと思う。毀誉褒貶という言葉があるように人は実に勝手なものだ
実際、進出間のないときは、ベトナムでしていることを説明するのがとても骨が折れたし、そもそも懐疑的な先入観を持つ人に話すときは、こちらも白けていた。
そんな訳で、銀行やそういうカテゴリーの方々には、説明すらしないようにしていた。
理由は簡単だ。危なっかしい会社とレッテルを貼られるからだ。
それが数年前から一気に評価が変わったのである。言うまでもなく日本のベトナム詣でが一気に盛り上がってきた時と重なる。
(今は銀行の方もベトナムの評価は高い)
正直、勝算があってベトナムに出ていったわけではない。
だから、先見の明ではなく、偶然なのだ。
そんな長年の新興国経験の中で、4年前の2016年5月にウガンダに訪問することになったのである。
実は本当はこの年の2月に行く予定だった。3か月延びたのは、大統領選挙と重なって、JICAから来ないでほしいと要請があったからだ。
なぜ、JICAなのかであるが、実はウガンダに当時の社員がJICAの海外青年協