[本文引用]
先月7月は、夜の街、夜の街がニュースでやたら連呼されていた。
特に東京の新宿あたりに、ここしばらく注目が集まっていた。
全国に夜の街の話も広がってきて心配事でもあるが、コロナに関しては、なんとか、この局面を乗り切っていきたいと思う。
こんな中、私はこんなことを真剣に考えていたりもした。
この夜の街のニュースは世界にも流れていたと思うが、外国の人たちは日本の事をどうおもうんだろうか?
一時期は、3月、4月の自粛などが功を奏した感はあった。
世界でも一定の評価もあったと思う。
それが一変しつつあり、そのきっかけが夜の街だとしたら、海外から見た日本人像が崩れるのだろうか?日本の夜の街って何?
私は海外の経験上、このこと自体を特別心配しているわけではないが、日本人は特に固定観念で海外から見られることが多く、それが変わるきっかけになったりするかもしれないと思っている。
日本人は、欧米などと比べたら自己表現が下手だし控えめで自己主張もあまりしない。
そもそも、英語などの言葉の問題もあるが、私の経験では、日本人特有の特性であり文化だと思う。やはり最大の理由は島国であることで、2000年以上閉じた社会で成立してきた国である。すでに遺伝子として固まっていて、お互いに阿吽の呼吸で十分という状態なのではと思う。
だから平均的日本人は海外では控えめに映る。
それに輪をかけて、日本の真面目なイメージが先行している。
これは高度経済成長期にひたすら発展を目指して日夜仕事に明け暮れてきた日本人のイメージと日本が生み出した製品の高品質やサービス力が相まっている。だからますます真面目だよねとなる。このことは疑う余地はない。
私自身が密に付き合う海外の友人に真面目と思われているかどうかは微妙だが、
海外では一般的には日本人は真面目だよね。という会話によく遭遇する。
それはベトナムでも変わらない。
もともと、中国、韓国、台湾で20年以上前に海外ビジネスを始めたときに思っていたことと同じだ。
同じアジア人でも日本人と比べて、これだけ押し出しの強さに差があるとは。韓国でビジネスしていた時は、韓国人は100のことを200ぐらいに話する印象が強かった。それにお酒もよく飲むし、よく遊ぶ。
ベトナム人もおとなしめの印象が強いが、実はそうで見ない。
男性中心の話ではあるが、仕事の打合せより先に飲もう、遊ぼうのスタイルもアジアの人は徹底している。それと比べても日本人は真面目と思われる。結局は、夜の遊びは、どこの国の人も変わらないのだが(女性にあまり関係ない話で申し訳ありません)、日本人だけが違うと思われている。
こんな感じで、日本人は、ビジネスの世界や日本人自体の印象が重なって、真面目な人達なのである。
あと、私の実感として、日本人の特徴を付け加えると、几帳面である。時間にきっちりしている。約束を守る。
私もこのあたりはとても重視して生きているので、私と親しい海外の友人たちも時々、笑いながら、そこもっと柔軟にしてよ。と言われることはある。
ちなみに、私は変える気はない。日本人らしさというより、自分らしさを変えてまで、海外で活動しようとは思わない。
実は、私は、10年以上前から、日本人に対する固定観念の打破にも関心を持っている。
色々とベトナム人を驚かしてきた。というより喜んでもらっていた。
一番ヒットしたネタはコスプレである。
日本やベトナムの社員旅行で練習を積み、結果的にはホーチミンの近郊にある有名なゴルフコースを運営する企業の大舞台が本番となった。仕事のご縁で、忘年会に呼ばれた。
忘年会といっても気温がとても高い。日本の夏のフェスティバルといったら言い過ぎだろか。
約1200人が参加するゴルフ場内の屋外イベントのステージ。
ノリで、2曲ばかり、コスプレを披露した。ちなみに、楽曲はおにゃんことAKBだ。
この時の反応は凄かった。
これで味を占めてしまった。その次はもっと反響があった。とある銀行の社員パーティの時である。たまたま、同じホテルの会場内のとなりで、私たちはいつものように社員旅行でコスプレの余興を楽しんでいた。