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畑違いの分野に挑戦する意義と価値

ユーザー
サイト管理者
日付
20年9月10日 09時55分
元記事URL(外部サイト)
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12623847254.html

[本文引用]

 

 

 

専門家会議、専門家の意見、専門家委員会等など。

このコロナ禍で一体何度メディアやネットで見聞きしたことだろうか?

本来は専門家は信頼出来るプロたる存在だが、

今回、世間一般の方にはこの専門家の方々はどう印象付いたのだろうか?

 

もし私が専門家とは何かを説明して下さい。と言われたら、私ならスペシャリストまたはプロと説明する。


ちなみに、ネットで調べてみた。

専門家とは、ウイキペディアによると、技術・芸術・その他特定の職域に精通し、専門的な知識と能力のある人のこと。

とある。確かに納得である。

 

ちなみに、専門家の対義語は、門外漢である。

その分野の専門家ではないというニュアンスで、専門外という言い方でも間違いはないと思う。考えてみたら、門外漢はあまり私は使わない。どちらかと言うと、専門外です。の方がなじみがある。

畑違い。という表現もある。農家出身の私にはこちらがしっくりくる。

農作物には適した畑がある。

それにしても、日本語の類似語は沢山あるものだ。

 

ところで、専門バカという言葉を聞いてどう思いますか?

概ね良くない意味合いで使うと思う。漢字で書くと専門馬鹿。なかなか強烈だ。

英語表現もあるようだ。

デジタル大辞泉によると、

ある限られた分野の事柄には精通しているが、それ以外の知識や社会的常識が欠けていること。

とある。やっぱり、誉め言葉には使えない。

そう言えば、あの人そうだよねとか。大体、こういう職業の人は多いよね。とか、結構何気なく使われているように思う。

 

専門家議論も奥が深いが、20年ぐらい前には、I型人材、T型人材の分類がブームになったことがあるように思う。I型人材とは、特定の分野に特化したスペシャリストの事である。T型人材は、I型の特徴に加えて、特定の分野以外にも幅広く、知識や考えを持つ人の事である。-型(イチガタ?)をゼネラリストと定義すると、T型は、スペシャリストでかつゼネラリストであると言える。

 

最近は、この2つに加えて、Π型、H型、m型などもあるようだ。このあたりは、興味ある方は、ネットなどで調べていただきたい。



それにしても、こういう定義と言うか分類と言うか、役に立つかどうかは私には何とも言えないが、人材を細かく考える専門家もいるもんだ。本当に人間は面白い。

 

実は、私は、起業する前のビジネスパーソン時代、スペシャリストかゼネラリストで一時期悩んだことがある。

もちろん、新人の時ではなく数年働いて仕事をすることに自信が出てきたころだ。

私は、職人気質がそもそも好きだ。今でもモノづくりへのこだわりは強い。

だから、現場監督をしようとゼネコンに就職した。職人ではないが、建設現場の監督は極めればスペシャリストの職種である。それが、ITの仕事に関わった。当然、ITエンジニアというのもスペシャリストである。


ところが、私の場合は、ITの仕事を割り当てられるようになったものの、数か月単位で、IT分野の中での専門分野が変わった。少し専門的に書くと、コンピューターのOSを面倒見るSP(システムプログラマー)が私の最初のキャリアだ。


その次に私が担当したのは、技術計算プログラムだった。多変量解析などのプログラムをFORTRANという言語で開発した。

そして、次は、事務系のシステム担当になった。30年もプログラマーしていれば、この程度の分野の変更はあると思うが、私は、わずか3年の間に、色々と経験した。


そして、20代で三社目の転職先の会社でも次々と新しい仕事をやらされた。流石に、その時の上司に、

“新しいことばかりしていたら、専門特化した人に勝てないですよ”とぼやいたことがある。


今でも親しくさせていただいているその方が、