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暮らし方、働き方の選択が増えそうな予兆に期待と懸念

ユーザー
サイト管理者
日付
20年9月23日 14時26分
元記事URL(外部サイト)
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12626980547.html

[本文引用]

 

 

今ほど都会暮らしと田舎暮らしが、セットで話題になったことはかつて無かった。


言うまでもなく、コロナ禍の影響であるが、生活や働き方を変えようと試行錯誤が続いている。もちろん、中にはコロナ以前から田舎暮らしなどを計画をしていて、これをきっかけに実行と言う人も少なからずいると思う。

 

最近、テレワークや新しい働き方についての話題が尽きることはない。

私も色々と新聞などの情報も気にしているが、9月17日の日経新聞のデュアルライフについての記事に特に関心を持った。


デュアルライフはまだ耳慣れない表現だが、要は、都会と地方での二重生活という意味と解釈した。地方で暮らすは田舎で暮らすとほぼ一緒だと考える。

記事には、仕事は都会で余暇は地方でとある。

 


世界を見ても、人間は都市に集中するという本能に近いものがあるが、それにしても日本ほど、都市に人口が集中している国も珍しい。ひずみや問題がない方がおかしい。


コロナ禍以前からであるが、日本の働き方改革も結局は都市で働く人たちをまずはどうするか?に焦点が当たってきた。


このデュアルライフの内容にしても、一見理想的であるが、対象は、今都会で住んで働いている人をテーマにしていることは直ぐにわかる。

故に、デュアルライフは、今の日本の最大の課題、都市部集中をどう緩和するかという課題解決の一つだとも言える。

 

私は建築関係の仕事をしていることもあり、住宅メーカーや不動産業界の現状を日々キャッチアップしているが、今、住宅の在り方が大きく変わり始めている。


一つは、今まで通勤できなかった場所に住むという動き。もちろん、テレワーク主体で週一なら何とか通勤できる場所となると一気に住居に適正な場所の範囲は広がる。これは移住ということで、家は一つである。

 

もう一つが確かにダブルハウスの考え方である。デュアルライフ=ダフルハウスと言ってもそれほど大きなズレはないと思う。

これは、以前から裕福な一定層で当たり前だった、別荘を避暑地に持つ話とは違う。


例えば、今の都会のマンションに加えて、地方にもう一つ一軒家を持つという話だ。この形態がこのデュアルライフの記事に近いと思う。

2つ家を持つことが出来たら多くの人にとって理想的だ。しかしながら、コスト負担が重くのしかかる。そもそも、コロナ前でもコスト面がクリアーできていたら、都会に住んで地方や田舎にも家があるというのは理想の一つだった。生活スタイルなどの変更がやむ無しになった今、国や行政からの支援制度の整備が急がれる。

 

田舎暮らしの人が増えるという事は、地方にとっては朗報だ。

地方活性化や地方再生、いずれにしても、住民が増えない事には実現性は乏しい。日本は人口の減る国だ。だから都会から人が戻って来るしか人が増える方法はない。もちろん、自分の田舎に戻るのが理想であるが、田舎のない都会育ちの人もいる。

こんな風に考えていくと、全部を仮に丸く収めるとしたら、今、田舎から出て都会で働いてている人は、自分の田舎にセカンドハウスを持ち、好きな場所で働き生活する。都会育ちで、田舎のない人は、自分が住みたい場所にセカンドハウス探す。初めての田舎暮らしというのはそれなりの苦労があるだろうが、それを上回るメリットはあると思う。

 

話は少し変わるが、今、私の身近の淡路島が大手企業の移転で話題沸騰だ。某人材大手の本社機能を東京から淡路島に移転すると発表したからだ。


こういう動きには私は以前から賛成で、東京などの都会に必ずしも本社機能がある必要のない時代にとっくになっていたと思っている。

本社機能の仕事は特にITと親和性が高い。

また、情報社会がグローバルに急速に発展している。