[本文引用]
今、世界中で健康意識は高まっている。
しかも、先進国だけではなく、新興国ベトナムなどでも富裕層中心ではあるが健康意識はとても高い。実際、ベトナムの発展度の割には健康志向は以前から高い。先進国からの情報の影響だろうか。
日本も、もちろん健康志向が高まっている。
そして、健康な人の絶対数が増えていると思う。
医療の進歩もさることながら、個人個人での健康に対する改善活動の成果も大きいと思う。
人生100年時代を迎えた今、個人差はあるにしても個人の心がけと普段の生活態度次第では、100歳まで現役も不可能ではない。
健康と言えば、心身ともに健全であることが理想である。
仕事をバリバリするためには、体は資本とよく言われる。米国では一流社員アフターファイブはジムに通うか社交場に行く。二流社員は飲み屋に行く。こんな話しが20年ほど前、定説になっていたような記憶がある。
創業時、社長業のあり方を模索していた時だから余計に記憶にある。
実際、社長業などは体力勝負、健康が一番の職業の一つであると痛感する。
健康で元気でなければ、的確な判断やいざという時の決断は鈍る。
今、大丈夫でも先々で健康を害するようなことがあっても経営者は失格だ。
だからこそ、できるだけ先の事を考えて対策が必要になる。しかしながら7つの習慣の時間管理のマトリックスにあるように、第二領域にあたる重要だが緊急でないものはどうしても先送りになる。
実は、私は30代で健康を害しかけたことがある。
今にして思えば、病気になる手前という感覚だった。
一度、このブログでも書いたことがあるが、20代は健康管理の事を意識した記憶がない。
私は、もともと頑丈なのと体を動かすのが好で、適度にスポーツも運動もしてきた。学生時代から20代の社会人時代は、スキー、野球、テニスなど結構アクティブだった。
そんな私が31歳で起業して、いわゆるベンチャー起業の仕事に明け暮れる生活が数年続いた時に体にガタがきた。運動も皆無だった。
もちろん、創業してから社長業のプレッシャーで体のあちこちがストレスで不具合を起こしてはいたが、それでも基礎体力はあったので高をくくっていた。
それは36歳の時だった。都市開発が始まった頃の上海に出張した。解体工事のスモッグに覆われていた上海に滞在したことがきっかけで、気管支炎になりかけているのが帰国して判明した。
その時初めて、真剣に将来の健康を考えた記憶がある。
その時から、私は約22年間水泳が日常になった。
今でも時々思うのだが、上海出張で不具合が生じていなければ、水泳はきっとやっていなかっただろうなと。
こういうのを、怪我の功名とでもいうのだろうか。
社長仲間を見渡してみると、何か運動かスポーツをしている人が多い。
個人でする代表的なものにランニングがある。私の周りでも一番多いと思う。水泳をしている人はあまりいない。多分、めんどくさいのだろうか。
スポーツジムでトレーニングというパターンも多い。
私も実は凝り性で、40代前後はバリバリ運動をしていた。まずは、ジムで筋トレをみっちり1時間ぐらい。そして2キロぐらいを泳ぐ。
多分、2、3日に一回ぐらいのペースだったと思う。3年ぐらいは続けたと記憶している。調子に乗ってトライアスロンも考えてもいた。今にしてみればやり過ぎたように思うが、結果的には、あの時の貯金が今もあると勝手に思っている。40代半ばから本格的にゴルフを始めてからは、流石に水泳のみになったが、今でも水泳だけは習慣になった。
私の事はこれぐらいにするが、先日も80代の経営者とお話をしていて、やはり、長生きで元気でいるために大切なのは健康だと明言されていたのが印象的だ。
その健康の秘訣は若い時からコツコツと積み上げていくことが大切であると。
当たり前と言えば当たり前なのだが、実際80歳を超えて聡明でバリバリ現役の経営者がおっしゃると説得力が違う。