[本文引用]
今、高校時代以来、数10年ぶりに日本史にハマりかけている。
正確に言うと、日本や日本人の歴史や生い立ちについてだ。
実は私は高校時代に日本史にのめり込んだことがある。
高校3年になって受験勉強を本格的に始めた。
その時を思い返すと、ほとんどの科目はただひたすら大学に入学するためだけの目的で勉強していたと思う。
自分の意志がなかったと言えばうそになるが、感覚的に言えば、まあ、進学校だったので、エスカレータに乗る感じで受験を考えていた。流されていた部分もある。
仲の良い連中は、ほぼ皆適材適所で希望の大学に入った。
これは昼ごはんにラーメンかカレーかを選ぶような感覚で、私自身も友人たちも受験に対しての悲壮感や切迫感はなかった。
そういう意味では、変なライバル心もなかったし和気あいあいとしていたと思う。懐かしい思い出だ。
そんな中、私の受験体験で、勉強そのものが面白かったのが、日本史だ。
最初は日本史と世界史の選択で大学受験に臨もう考えていたが、日本史の勉強する物量の多さに、両方はあきらめて日本史だけにした。
この選択も結構迷った。
今にしてみれば、新興国でビジネスしている訳だから、この頃から世界にもとても関心が強かったと思う。
結果的にはそれ以上に魅力を感じた日本史を選択した。そして受験は度外視して、教科書と参考書を10回近くは念入りに読み直した。しまいには、教科書の全ての文字がマーカーでレインボーになった。
日本史に関しては、受験を通り越して面白くてワクワクしてのめり込んだ。
ただ未だに、受験に関して覚えているのは、単に年号の暗記をする意味のなさだ。
こういう記憶力のみを試す受験は今も変わらないのだろうか?
今、あれから40年ぶりに、日本に対する関心が日増しに高まっている。
仕事の関係も少しはなくは無いが、私の周りには日本通の方が多い。
歴史は言うまでもなく、縄文時代の事、古事記、古神道、神道、神社、祭り、武士道などなど。言い出したらきりがないほどの知恵袋が沢山いらっしゃる。
もし、私が高校3年の時の知識があれば、結構、良い線いったと思うが、正直99%忘れている。戦国時代、江戸時代、そして大化の改新ぐらい。それと断片的な登場人物の名前ぐらいである。
なんともったいないことをしたのか?
今更ながら後悔が募る。
だから今からやり直そうと思うのだ。
日本史を探求するには、重要な事が2つあると思っている。
一つは、そもそも、教科書の内容がかなり変わってきている。ということである。
それは、新に解明された史実や証拠が沢山あり、古代にさかのぼれば上るほど、昔習ったことと違う事が沢山ある。考古学の進化もあるしテクノロジーの恩恵もある。様々な要因で40年前からすると新たに発見されたことが沢山ある。
もう一つ、学校教育に関係する様々な人たちの思惑で、教科書には記載されていないことがある。つまり私達が教えられていなかったことも沢山ある。40年前と言えば、戦後30年ちょっと。考えてみたら当たり前の事のように思う。
周囲のエキスパートの方々にも参加いただいて、日本史の教科書にない日本を学ぶ取り組みを先週の土曜日にスタートした。
私が主催するブレインワーケーショントークで第1回目の"日本の魅力に迫る"