[本文引用]
先週土曜日、
恒例“ブレインワーケーショントーク”の第八回目を開催した。
“アフリカ大好きな人集合編” がテーマだ。
オンラインで実施したものだが、代表としてお二人紹介すると、お一人はウガンダから参加のCourieMate(コウリメイト社)伊藤淳社長、もう一方は、ケニア在住20年近くのNPO法人HANDS風間春樹社長、コロナ禍の都合で日本からのご参加であった。
私を含め8名、実に多彩な方々ばかりで聴いている私もワクワクし通しだ。
アフリカ通の人ばかりとの一時間半のフリートークは共感することも多く刺激的だった。
他の参加者の方も含めて、詳しいことはこちらの動画をご覧いただけると幸いだ。
なぜ、アフリカに魅了されるのか?
パネラーの皆さんが表現された言葉に凝縮される。
生きる力、自然環境、ピュアな魅力、人間愛、混沌とした様、そして人類発祥の地であるアフリカの神秘。
アフリカに限らいないが、アジアでも中東でも新興国で生活したり活動するのは今の日本人にとっては大変だ。衛生、生活習慣、水、食料、感染症など心配事だらけである。しかも生活インフラや社会インフラなどは、想像通り日本から比べたら相当遅れている。
先進国に住んでいる人からすると、あまりにもギャップが大きい。
ビジネスやJICAの活動をするにも大変のは想像に難くない。日本のやり方はほぼ通用しない。時間や期限に対しての感覚が根本から違う。賄賂もどこの国も少なからず当たり前である。
病気になろうものなら、たちまち、命の危険も感じる。
マイナス面から見たらきりがない。
ところが、アフリカのキャリアの長い皆さんの話の端々からは、アフリカ愛が溢れる。
アフリカの人ほど、やさしい人たちはいないのではないか?日本人に対してということも加味されているとは思うが、人に対して優しいアフリカの人達の特徴がリアルに伝わってくる。
一方、日本人に限らないが、先進国から見たアフリカには様々な先入観がある。
今の日本人は、まずはリスクから考える。
そうすると必然的にインプットされるのが、危険、不衛生、紛争、感染症・・こういう先入観だ。もちろん、事実もあるが、アフリカの全部がそうではない。それは、実際の現地での生活や社会活動を体験してはじめて気づくこと、分かることである。
食わず嫌いとよくいうが、新興国は、現地を体験してこそ、本当の魅力や価値に気づく。
このギャップは何なんだろう?
このギャップそのものが日本人の誰かを魅了するのかもしれない。
ちなみに、私にとってのアフリカは、東南アジアにはない刺激がある。とてもピュアな自然との生活と人類発祥の地であるゾクゾク感がたまらない。
実際に、アフリカの何が彼ら彼女らを魅了するのか?
アフリカと日本の関係と未来の姿はどうであるのか?
私もファシリティターとして参加しながら、色々と思いを巡らせた。限られた時間で全てを感じ取り言い表すことは困難だが、私が掴んだことがある。
そう、今の日本人は、こういう彼らの得難い体験談を聞く場が限られている。
シンプルに考えて、アフリカに住んだことがある人の体験談はとても刺激的でためになる。たとえ日本国内で生活していても、アフリカ現地目線に立ち、遅れた国の生活や貧困の状況を感じる、そしてそういう中で、もしかしたら日本よりも幸せなことも多い。
こんな人間としての在り方や経済的豊かさの価値を見直す機会にもなる。色々と思考することが重要だ。これからの日本人がどう生きるべきか?経済的豊かさとは何か?そこに日本が進むべきヒントが沢山ある。
今回の参加者は、私の会社とかかわりがある方に集まっていただいた。
特に、ブレインワークスの著書“アフリカで生きる”に登場されている方との付き合いは深い。
先進国にいると、見えなくなるものが沢山あ