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奇跡の復興を遂げたルワンダの今と未来

ユーザー
サイト管理者
日付
20年10月26日 11時40分
元記事URL(外部サイト)
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12633847018.html

[本文引用]

 

私はこの数年間、


アフリカとつながっている意識の中で

活動している。

 

私がルワンダブレインワークスアフリカを設立して約4年。

首都キガリにオフィスがあり10数名の社員が働いている。



ベトナムに20年以上前に進出した時もそうだったが、現地で社員を雇用するとビジネスの戦力としての意識はいうまでもないが、それ以上に、その国の人と生活感覚や共通意識でつながる。

 

私は、何度かアフリカのルワンダに関して、このブログでも書いてきた。

日本も世界もルワンダもコロナ禍で様々な困難に立ち向かっている。そういう意味でも、私の意識の中では、日本、ベトナム、ルワンダはつながって様々事を考えている。

 

今も日本、ベトナム、ルワンダのほとんどの社員が在宅勤務である。

特にルワンダは100%在宅勤務。

必ずしも厳戒態勢だからという事でもなく、当社の選択でもある。

日本の事情と違うのは、日本ほど住宅環境に恵まれているわけではないので、快適な仕事環境とは言い難いことがある。

また、IT立国を標榜しているとは言え、IT通信インフラはまだまだ脆弱だ。

 

私も出張時に、日本とオンラインでつないでセミナーを何度か実施したり、MTGも頻繁ににおこなっていはいたが、少なくとも1年前の訪問時の通信環境は、日本と比べて、まあまあの中程度であった。ベトナムと比べると10年以上前のベトナムのIT環境のレベルといえる。

 

今、社員は在宅でソフトウェアの制作、VRの制作、調査研究などを行っている。

今回は、メディア事業に関わるメンバーが制作した、動画を紹介しながら、今のルワンダをお伝えしたいと思う。


社員一人一人が在宅勤務をベースに、このコロナ過で制作した動画だ。

何かを感じ取っていただけるかと思う。

 

約26年前の悲劇的な内戦から奇跡の復興を遂げたと言われている。

アフリカのシンガボールを目指し、かつシリコンバレーのようにIT立国も標榜してきた。

実際、現地にいると、そういう話にも納得感はある。

 

<<首都キガリの様子>>

 

 

ご覧いただいように、首都キガリはシンガポールを目指しているだけあって、計画的な都市開発が急ピッチで進む。

丘を巧みに活用して、オフィスビルや中層マンションの開発も進む。美的な都市の風景は観光資源としても期待大だ。

 

 

幹線道路もアフリカとは思えないぐらいに整備されている。

予想以上のバイクの多さが目には着くが、例えばベトナムのホーチミンに比べても、交通環境はレベルが高い。統制がとれているという意味ではシンガホールと似ている。

 街は清掃が行き届いていて美しい。

 

キガリは丘の上に富裕層が住んでいて、丘の谷間には、まだまだ低所得者層の家が立ち並ぶ。貧富の差は歴然としているように思う。

また、首都キガリから車で15分も走ると、一帯が農村地帯である。

IT立国を標榜する一方で農業が主たる産業であり、農業ビジネスの発展が急務である。

 

 

去年の1月に、神戸市のご縁で東京でカガメ大統領と懇談する機会があった。

この際に、ベトナムの経験を活かして新興国で貢献する意思をお伝えした。

生活に密着したビジネスの構築と、人材育成などで貢献する考えだ。



アフリカは他の地域と比べても多様だ。一つのモデルでアフリカ全体の発展が進むことはないにしても、この小国ルワンダが奇跡の復興と言われている今から、本当の意味での先進国になった時、情報のハブとしてアフリカと日本の橋渡しの役割が果たせるようになってほしいと思う。私も、そういう発展に少なからず、貢献できればと考えている。