[本文引用]
いつの頃だろうか?
ボイスメールが世の中で話題になっていたのは。
確か今から20年ぐらい前のITが世の中に広まりだした頃だ。
ITは今どき、子供でも知っているぐらい一般用語化されたが、ボイスメールは流行らなかった。
IT環境はこの20年間に激変した。
これからは、自動翻訳機能が当たり前に使えるようになる。
今でも、セミナーの内容にもよるが、80%ぐらいの正解率で翻訳ができる。今、オンラインブームだが、ライブで、自動翻訳のテロップが流れているのが目についてきた。
専門家ではなくても想像できるが、
私も同じで、望んでいることは完全自動翻訳だ。
さて、皆さん。仕事で、話することと書くことのどちらの頻度が多いでしょうか?
もちろん、仕事の種類、内容によって違うが、一つ単純に考えると、オフィスでできる仕事は、書くことの比重が高いと思う。
一方で、アナログ的な現場でする仕事は、話すことの比重が高い。
そして、中小企業は大企業よりもアナログ的な現場多いので、必然的に話することが中心になる。
話することと書く事、どちらが容易かと言うと、話することである。
仕事の内容にもよるが書くことはやはり難しい。
記録に残る。今どきであれば、コンピューターの環境も必要である。
そういう私も、書くことも人並み以上に多いが、また、話することも人並み以上に多い。
何度も私のブログでも書いているが、これからは記録の時代が加速する。
仕事に関することは、ほとんど記録されていると言っても過言ではない。
こういう中で、話することのウェイトはどうなっていくかだが、私は、これからはますます重要視されていくと思う。
やはり、書くことが苦手な人が多い以上、それはストレスにもなるし、生産性も落ちている。
もちろん、書く事は記録する事であり、それが情報を共有したり現場の見える化をする源泉であるのは言うまでもないが、だからこそ、再びボイスメールが脚光を浴びるわけである。
もう一度、書くと、自動翻訳機能の精度がこの先どれだけ向上するかによるが、単純に想像してみる。
私も、講演などをする機会は多いが、テープ起こしという仕事がある。話した内容を全部文章化する仕事だ。これは100%自動化できる。そうするとこの仕事はなくなる。
残るとしたら、とても専門性の高い内容か、思いっきり訛っていて、とてもAI君では対処できないケースだろう。
そして、これを講演録のようにサマリーできるかという次の目標がある。これはなかなかハードルは高いが、今回のテーマではないので、また、別の機会とする。
この30分とか一時間の講演ほどには日常の仕事の会話はなりようがない。
文章もシンプルで、時間も短い。
そうすると俄然、自動翻訳の利用範囲が高まる。
今、チャットが日本でも世界でもかなり使われている。
しかし、これはこれで、沢山のストレスであり使い勝手も不十分だ。
使いこなしてみると、結局、電話が良いとなる。
私は仕事柄、社内外のコミュニケーションにITもよく使うが、電話も人並み以上に使う。だから、スマホに加えて、ガラケーも常に持ち歩いている。
電話が早い。
ただ、電話の欠点は記録が残しにくいという事だった。
今は、スマート留守電などが短い会話を翻訳して文章に残す。こういうサービスは既に当たり前だが、いよいよ、本格的なボイスメール時代が来ると考えている。
自分のスケジュール調整も劇的に改善される。プロジェクト進捗も格段に効率化される。この20年間、情報共有化の最大のボトルネックになっている記録するハードルも変えれる。
ボイスメールで生の声を録音し、これがテキストとして100%近く文章化される。思いつく付加機能は沢山あるが、これだけの機能で仕事環境は劇的に変わる。
何よりも選択肢が増えるし、デジタルデバイトのほとんどが解消される。シニアの方も安心して使える。
今の時代、ビジネスに限っての話でも、言った言わないのオンパレードだ。
これがテキスト化されたものとして残れば、とても平和な社会が実現できると思う。
そんな訳で、どんどん、率先して自社で取り入れて、そして、お付き合いのある方々に拡げていこうと考えている。
以上