[本文引用]
利己的な遺伝子。
なんと衝撃的な言葉だろう。
今、日本は、利他的な考え方が必要な時代だ。
私の記憶では、30年ほど前に初めて利他的な考えを知ったと思う。
稲盛和夫氏の書籍を読んで、利他的な考えでビジネスをするという氏の経営スタンスに共感した。
それ以来、利他的な考えで行動する多くの方々と巡り合ってきた。
高谷秀司さんもそのお一人である。
高谷さんは、ブルースギタリストであり和琴の奏者でもある。一言ではとうてい語れないが、雅を感じる方である。
一緒に開催するライブのオンライントーク番組でも軽快に聡明に話される。
ある時のトークの中で高谷さんからリチャードドーキンスの“利己的な遺伝子”の話が飛び出した。私が人間らしさ、日本人らしさを話題に振った際の返しだ。
私は、正直、利己的な遺伝子については、それまで聞いたことがあるような気はしていただけで、本は読んだことがなかった。早速、注文して読んだ。
読んだといっても、とても苦労した。ページ数が500頁を超えるのと、内容が超難解だから当然なのだが。何度も挫折しかけたが、読み終える必然を感じて、なんとか読了した。
今は、時間を空けて、何度も読みなおしたい気分だ。この本の感想は、Bブックという自社の番組で公開した。
私はこ