【第5章】選んであげる目利きサービスの時代
ここまですでに述べてきたように、いまや情報があふれている時代だ。とはいえ、日本は先進諸国の中で比べると、実はPCやスマホの普及率が意外と低い。シンガポールや韓国ではスマートフォンの普及率は約9割に達するが、日本は意外にも約6割だ(総務省「平成26年度情報通信白書」より)。だからといって、日本人が...
ここまですでに述べてきたように、いまや情報があふれている時代だ。とはいえ、日本は先進諸国の中で比べると、実はPCやスマホの普及率が意外と低い。シンガポールや韓国ではスマートフォンの普及率は約9割に達するが、日本は意外にも約6割だ(総務省「平成26年度情報通信白書」より)。だからといって、日本人が...
企業の情報発信の王道といえば、長い間、テキストと写真が中心であった。パンフレット、ホームページ、書籍、小冊子…どれをとってもその中身は「テキスト+写真」の組み合わせが主流である。一方で、昨今の大きな潮流として「写真+動画」という組み合わせが大きく注目されている。それはなぜなのか?動画については、...
「記憶より記録」当社が創業以来、社内の人材教育の場や顧客支援の場で常に言い続けてきたことだ。新入社員で入社してきた際には、まず鍛えるべきは「書く力」「メモする力」と伝えている。記録に残すことにより、記憶に頼った仕事から脱却すべく、このような教育方針で進めてきた。最近になって、ICTの世界は、この...
SNSはすでに説明したとおり、ソーシャルネットワーキングサービスの略である。インターネットの世界の中で、社会的なつながりを作り出すことのできるサービスとして、急速に普及した。代表例はFacebookやTwitterだろう。ユーザー数の多さに目をつけ、企業の広報活動にSNSを活用することも当たり前...
企業という組織の中には数え切れないほどのノウハウが蓄積されている。どんな企業でも10年も経営を続けていれば、それなりのノウハウがあるだろう。企業どころか、ネットの世界でも多種多様なノウハウがいとも簡単に入手できる時代。どこもかしこも、ノウハウだらけだ。しかも、ネットで機密的な情報が流れていること...
経営に役立つ情報とは何か?いまや経営者にとってもっとも関心が高いテーマでもある。経営資源は「ヒト・モノ・カネ・ジョウホウ(人・物・金・情報)」と言われだしてどれぐらい経つだろう。私の記憶では創業した20年前ぐらいには、すでに経営資源に「情報」は加わっていたと思う。情報が加わった頃には、それまでの...
世間を見渡せば、とにもかくにも「情報社会」をすぐに実感できるほど、情報があふれている。人々は常に情報に触れていないと不安になる。これは、ビジネスの現場においても同様のことが言えるだろう。ここ数年で、人間と情報を取り巻く環境は大きく変わってしまった。ところで、一体、何が変わってしまったのか?201...
いつの時代も新しい商品やサービスが世に送り込まれる。当初の商品やサービス価格は高い。しかし、その商品やサービスが普及すると、同様の商品やサービスを提供するライバルが出現し、お互いに研鑽しあう。技術が進歩し、より高機能なものが付加され、提供価格が下がってくるものだ。ICTに関する製品、サービスも同...
これまでに、電子書籍を例に紙の書籍が消えてなくなることはないと説明してきた。ここで、ペーパーレスについて考えてみる。いつの時代も企業経営において文書管理の問題がつきまとう。企業経営を続けるということは、それだけ文書が増えるということでもある。文書の保管スペース不足で事務所内が紙文書であふれかえっ...
いまやPC、スマートフォン、タブレット利用は、ビジネスシーンに限ったことではない。家庭にも普及しているし、日常生活でのインターネット利用もごく当たり前に行われている。食事、買い物、観光、旅行の前に、ネットで検索して情報収集する。ECサイトを利用すれば、いつでもほしいものを手に入れることもできる。...
ビジネスでは「トップ・マネジメント」の役員を、「Chief … Officer」と呼び、頭文字をとって横文字の3文字で表すことが非常に多い。その中でも、CEO(最高経営責任者)やCOO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)は、ずいぶん浸透してきたようだ。そして、これからの時代はCIO(Ch...
当社は2007年3月に発刊した『優秀なIT担当者はクビにしなさい!』(2007年3月・カナリア書房)で、さまざまな問題提起をしている。 そもそも、昔の日本の優秀なエンジニアはIT業界に向かわなかった。一般的にレベルの高いエンジニアは新しい技術に触れることで、報酬が高いステージを目指すことが多い。...
ICTの活用を進める上で、必要になるのがITリテラシー教育である。このITリテラシーとは、PC操作やExcel、Wordの操作に習熟するということだけではない。私はセミナーや研修で、ICTのリスクを包丁にたとえて説明する。包丁は便利な道具だ。野菜を切ったり、肉を切ったりする料理の必需品だ。しかし...
私が、ICTに関わりはじめた30年前。大型汎用機によるシステム開発が主流だった時代である。この頃コンピュータに関連する人は、私のようなSE(システムエンジニア)、PG(プログラマー)など情報処理に関わる一部の技術者だけだった。システムの要件定義や設計、プログラミングやテスト、システム構築に関する...
「クラウドで業務をアウトソーシングしましょう」端的にいえば、クラウドソーシング(これまでに説明してきたクラウド(cloud)とは違い、クラウド(crowd)のこと)はこういう意味だと解釈している。最近では、この分野のベンチャー企業がIPO(株式上場)するなどして注目を浴びている。当社が創業した約...
私が社会人になってからすでに30年が経つ。バブル経済がはじけ、少子高齢化、国内市場の縮小、顧客の変化、ICTの劇的な変化など経営環境が連続的に激変している。この激変する環境において安定的かつ革新的な企業経営を推進するにはタイムリーで、正確な経営計数、経営状態の把握が不可欠だ。飛行機の運航で例える...
電子メールは便利なツールだ。今では多くの人が使用している。その便利さから利用者が広がる一方で、基本作法をわきまえない、無節操な人が以前にも増して目立つ。子供の頃からインターネットやPCのある生活環境の中で育ってきたデジタルネイティブ世代に広く普及しているLINE。その影響からか、若い人の電子メー...
当社では社内の会議、セミナー、営業商談、顧客へのコンサルなどをオンラインで行っている。ウェブ上の会議システムであれば、インターネット環境さえあれば、低コストで実現できるし、そのソフトも最近は充実している。BtoBの法人営業であれば、環境さえ整えば、オンラインでの営業商談や営業同行も実現できる。営...
ICTを活用すれば、働き方を変えることができることはこれまでに説明してきた。その典型がまさにテレワークであり、PC、スマートフォン、タブレットなどとインターネットの環境さえ整備すれば、自宅にいながら業務を進めることができる。そのことにより、地方活性化、女性活用、高齢者活用なども可能になるのだ。通...
いまやICTは生活でも日常的に使われている。インターネットによる情報検索は生活する上で当たり前に行われている。料理のレシピが知りたければクックパッドで検索する。家庭内の電化製品を制御し、省電力化するスマートホームでは、外出先でスマートフォンを使って自宅の家電の電源ON・OFFも可能だ。自動車の自...