これからの私達に必要な学びは何かを考える
先日の日経新聞の一面に聞きなれない言葉がトップニュースになっていた。見出しだけ引用すると、“リスキングに1兆円”、首相所信表明とある。この5年で、成長産業への労働移動を促すリスキリング、つまり、学びなおし支援を行うというものだ。率直な感想としては、ようやく国も本腰を入れるかというところだが...
先日の日経新聞の一面に聞きなれない言葉がトップニュースになっていた。見出しだけ引用すると、“リスキングに1兆円”、首相所信表明とある。この5年で、成長産業への労働移動を促すリスキリング、つまり、学びなおし支援を行うというものだ。率直な感想としては、ようやく国も本腰を入れるかというところだが...
近藤さんの本業は何ですか?今、仕事の場面でこう聞かれたら、私が即返答することは2つある。それは、中小企業支援とIT活用支援の仕事だ。長年、この2つを軸にビジネスをしていると、ここからは離れられなくなる。このブログでも折に触れて書いているが、私は、私の希望とは全く違ってITに関わるようになった...
ファーストペンギンをテーマしたドラマの放映が始まった。興味津々だか、私はまだ観ていない。漁業が題材のドラマのようだ。ここ数年私の周りでも、ファーストペンギンの話題で盛り上がっている。今年は、カナリアコミュニケーションズで、“私がファーストペンギンになれた理由”という書籍を発刊した。ここ20...
車を運転していると、駐禁は何歳になっても気になる。先日、うっかりしていて10年ぶりぐらいに駐禁を取られた。早朝、車をちょっとだけ止めて、地下駐車場がオープンしたら入れようと思っていたが、仕事ですっかり車を止めたことを忘れてしまった。気づいたのは10時頃。時すでに遅し。駐禁の張物がしてあった。...
企業における情報共有化の実現は、もはや永遠の課題だろう。もちろん、情報共有化は目的があって初めて意味がある。しかし、企業の情報共有化は、油断するとすぐに目的化してしまう。つまり、情報共有することが目的になってしまい、余計な労力や仕事を増大させることになる。昔、グループウェアが流行り出した20...
残暑が厳しいとある土曜日の午後。私は、ある映画の撮影現場にいた。具体的なことは言えないが、知り合いの映画監督に見学に来ないかと言われたのがきっかけだ。実は、自社の仕事で映画を作ったことがある。“クジラの島の忘れもの”という、沖縄とベトナムのダナン、ホーチミンを舞台にした映画だ。簡単にストー...
今のようにIT活用やIT社会への適応が、企業経営にとって不可欠なものになる時代が来るとは、30年ほど前に、誰が予想しただろうか?私は、たまたま、縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。私が、20代の頃つまり30年ぐらい前、ITという呼び名はなく、ビジネス...
常時海外にいた頃と比べると、最近は、地元神戸の街の味わいが変わって来た。私は、時々、自宅からオフィスまで歩く。距離にして約2.5キロ。普通に歩いて、25分程度。たまに、朝日を眺めたり撮影したりすると合計で1時間近くなったりする時もある。同じ道を通るのが好きな人もいるが、私はどちらかと言うと...
四季の中で、どれが一番好きか?考えてみたら、今は、秋か春と思っている自分がいる。昔、学生の頃は、スキーに没頭していて、冬が一番、楽しかったように思う。そして、ベトナムなどの南国に行き出してからは、やっぱり夏だと思っていた。情熱的だし、開放感がある。東南アジアなどにどっぷりはまっていた時期は...
このプログのタイトルを見て、はてなマークが頭に浮かぶ人が多いと思う。なぜなら、これは私の造語であり、IT業界を揶揄して、使ってきた言葉である。IT投資と言うのは、不適正が生じやすく、失敗がつきものだ。ソフトウェアを自社の業務に活用するために、オリジナルで作成する。新進気鋭のスタートアップ企業...
平野部出身の私には、長い間、林業は縁遠かった。私の実家は、徳島平野を流れる吉野川の河口で、農村だった。近くでは、漁業もおこなっている人がいたが、漁村ではない。周囲には全く山がなかったので、小学校や中学校で林間学校に行くときや、たまに山に家族で遊びに行ったぐらいしか縁がなかった。そんな環境で生...
先日、久しぶりに、サンマを食べた。新物の生サンマという意味でのサンマである。サンマは秋刀魚と書く。こう見ると、秋の魚の印象が強い。実際は、冷凍ものや干物があるので、年中食べられるが、この季節の新秋刀魚は格別な味わいがある。私は、もう30年近く、この季節になると、かなりの頻度で秋刀魚を食べて...
人間関係。これは深くて重くて複雑な言葉だと思う。そして、様々な人間の営みの中で、この言葉が引用される場面は多い。人間関係が良好か、あるいはその逆という短絡的なものではないが、人間は社会的動物だけに、人間関係から逃れられないと思う。そもそも、社会的動物だから人間関係という言葉が、存在するのだ...
高齢化社会の問題を論じる時に、避けて通れないのが年金問題である。年金制度の原点は、今働いている人が、もう働かなくなったシニアの生活資金を支える話である。また、自分自身の将来のためでもある。自分が働かなくなったときに、その時に働いている人に支えてもらう。勘違いしている人がまだ日本にいるが、自分...
最近、私も個人的に病院に行く機会は増えてきた。自分の事、家族の事という具合に。そんな時、総合病院の進化には驚くものがある。簡単に言えば、待ち時間が昔よりは短くなったし、仮に待たないといけなくても、今自分がどういう状態かが分かる病院もある。そう、呼び出し機を受付でもらって、その次の行動を促すガイ...
私に限らないが、専門的な分野に精通すればするほど、世間の常識からずれる。常識と言っても、道徳とか社会のルールとかいうことではなく、生活者の大半が認知して理解していることからずれるという意味だ。いきなりだが、例えば、サイバーセキュリティを考えてみる。仮に国民全員に聞いたとしたら、この言葉を知っ...
部分最適と全体最適。これは常に二律背反する関係にあると思えるぐらい、世の中には、こういうジレンマは多い。大きな視点で見れば、地球環境や世界平和の事を考えてみても、このことは直ぐにわかる。基本的に、国家と言う単位で、自国のメリットや利益を優先する。領土争いにしてもそうだし、環境問題にしてもそ...
情報過多の時代。目利きの役割が益々重要になっている。目利きと言えば、一昔前は、人間にしかできないことだった。それが今や、AI君が代替えできる領域が増えてきた。特に、ECサイトなどのリコメンド機能が典型だろう。知らず知らずに、お勧めを追加で買ってしまう事も多くなった。店舗での衝動買いと思えば、...
今のように、IT活用やIT社会への適応が企業経営にとって不可欠な時代が来ると、30年ほど前に、誰が予想しただろうか?私は、たまたま縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。20代の頃、つまり30年ぐらい前、ITという呼び名はなく、ビジネス界での主流は、O...
日本の迷走ぶりは、今に始まったことではないが、特にIT活用においては、迷路にハマっている感さえある。肝いりでデシタル庁を設立したのは良いが、推進の旗振り役と絶好の商売チャンスと捉えている業者の喧伝ぶりが目立つだけである。国や行政だけではないが、“だれ一人取り残さない”というキャッチフレーズも...