一石五鳥の仕事術の本質
長年仕事していると、昔の先輩がおっしゃっていたことが、ひしひしと実感に変わる。“今やっている仕事は何も無駄な事は一つもない”実際、私もこういうことに、30代で気づいた。新入社員の頃、ゼネコンに入ったにもかかわらず、自分の希望と全く別の世界の仕事に、不満が爆発していた。つまり、いやいや仕事して...
長年仕事していると、昔の先輩がおっしゃっていたことが、ひしひしと実感に変わる。“今やっている仕事は何も無駄な事は一つもない”実際、私もこういうことに、30代で気づいた。新入社員の頃、ゼネコンに入ったにもかかわらず、自分の希望と全く別の世界の仕事に、不満が爆発していた。つまり、いやいや仕事して...
人間は何らかの情報を頼りに生きている。これは仕事だけに限らない。よっぽどの田舎で暮らさない限り今の日本で活動していると、毎日のように生活や仕事に必要な情報は収集することが習慣になっている。しかも、自分たちの周りの情報量は増えるばかりである。仕事の世界では、情報は目的を考えて収集するというのが...
子供の時は、将来の夢がある。少なくとも、親や学校の先生、周囲の人は夢をもつように促してくれる。その結果、全員が夢を持つわけではないが、自分自身を振り返っても常に些細な夢はあった。小学生時代は、大工さん、中学校ではタクシー運転手、高校生の時は、すし屋の板前さん。こんな感じて夢はあった。結果的に...
山登り。今のところ、私の趣味にはなっていない。でも身近で山登り愛好家は結構いる。経営者で100名山達成した人や過酷なレースに好んで望んでいる人。週末ハイキングを楽しむ人。一人で山を目指す女性。こんな感じだ。縁のない次元で言えば、エベレストに挑戦する人や冒険家。人間はどうして山に登るのか?山...
日本の起業は欧米などに比べると、起業率も廃業率も低い。簡単に言うと、今の日本人は起業意欲が低いとなる。実際に、安定志向の人が多いのは、今更言うまでもなく、今の日本の働く人の総じての傾向だ。端的に言えば、優秀な大学を出たら起業する米国と、頑張って良い大学に入ったら公務員か大企業に勤める日本との...
誰にでも難解な問題が山積み状態になって、絶体絶命、もうダメだと思ったことは何度もあると思う。私も、長年働いてきて、解決できないことは昔に比べるとかなり少なくなってきたが、それでも新たに始めた事業や経験の浅い仕事を手掛ける時には、結構、想定外の問題が発生して、先行き見通しが立たなくなる時がある...
働いている人で情報共有という言葉を知らない人はあまりいないと思う。20年前ならまだ一般化されていなかったが、IT社会の進展とともに仕事以外のPTA活動やマンションの管理組合、田舎の社会貢献のコミュニティでも、およそ人が集まれば情報共有が話題というか課題になって来た。そして、コロナ禍で一気に情...
ベトナムで10年前の話になる。私が運営するブレインワークスで、ジャパンスタイルショップを立ち上げたときのことだ。このショップは、ベトナムのホーチミンの最大都市の郊外に位置するニュータウンに新築されたシンガポール系のクレセントモールの地階の約650㎡を賃貸して創めた。自分で言うのもなんだが、当時...
シニアと接する機会が社会全体で少なくなってきた。言うまでもなく、核家族化が根底にある。高度経済成長の過程で、労働者として地方から都会に向かい、移住してそこでの生活が始まる。また、地方の若者も社会に出ること=都会で働く、活動するという構図が長らく続いてきた。このコロナ禍を契機に、都会から田舎へ...
SEと聞いて、ピンと来る人はいまどれだけいるだろうか?IT業界の職種の一つだが、一般的にはシステムエンジニアという仕事の事を指す。サービスエンジアをSEと呼ぶこともあるが、今回はこのシステムエンジアという職業について、書いてみようと思う。かくいう私もSEを名乗っていたことがあった。概ね20代...
最近、身近の若者数人に、20代で身に付けたい仕事スキルを幾つか挙げてもらった。数人でも実に多様な内容だったが、全員に共通していたのが、コミュニケーションだった。当たり前と言えば当たり前のように思ってしまうが、これは偶然とは思えなかった。実際、新卒採用時に企業側から見た期待するスキルの上位に、...
人生は間違いなく長くなった。これは感覚的にもデータを見ても納得する。そんな中、生涯現役を実践して楽しく過ごしている70代、80代の方も増えている。私なりの定義ではアクティブシニアと呼ばれる人たちだ。しかし、シニア全体からすると10%にも満たないと思う。アクティブシニアの活動は、アクティブなだ...
NO2は誰ですか?あるいは、NO2はいますか?30年近く会社経営を続けてきて、一番質問されたことかもしれない。今までもブログに書いたことがあるが、私は決まって、“NO2はいません。そもそも、いなくても会社は運営できますと”何度も、返答したことがある。流石にこの数年、初対面の人以外は、こういう...
何を食べたら一番おいしく感じるか。それは、お腹がおもいっきりすいた時だろう。もちろん、高級レストランや地方の老舗旅館で、贅沢な料理に舌鼓を打つのも悪くはない。 よっぽどのグルメならいざ知らず、私は、こういうのは年に数回あれば十分だ。コロナ禍でめっきり減ったが、仕事柄、夜の会食と言うのはとて...
人を教育する、人に教えると言うのは、教えられる立場の人が自らが自覚したり悟ったりした時に、初めて大きな効果が出る。私は最近、このことの確信に至った。きっと、ようやくというか、とうとうという感じで私の周囲は思うに違いない。決して諦めた訳ではない。では、私がどう悟ったかを書きたいと思う。 ビジネ...
今、日本だけではないが、リスク感度は世界中で高まっている。しかし、それは“はず”である。実際は、のど元過ぎれば熱さ忘れる、という状態もあちこちで芽生えている。世界的な危機に直面してきた今、人間の様々な性や本質が見えてきたと思う。私が思うに、人間は、遺伝子によって生物としての性質が決まっている...
本とブログ。今私は両方関わっている。このブログに関しては、毎日投稿がもうそろそろ2年になる。そして、今年は書籍を何冊か出版する予定で、すでに1冊目は来月発刊する。これからも2か月に1冊ぐらいのペースで発刊しようと思っている。本とブログは基本的に性質の違うものである。ブログは多様で自由に実に多...
仕事を毎日していて、最近なんとかしたいと思うことがある。それは、人に説明する時間を減らしたいことである。単純に時間を減らしたいというよりも、効率を高めて、多くの人に私の考えや会社の経営方針や新サービスの内容を伝えたいからだ。大企業であれば、テレビなどのマスメディアに広告を打つというお決まりの...
私が高齢化問題に取り組みだしたのは、創業時のことであり、すでに30年近くが過ぎた。創業5年目の企業理念に、高齢化社会の問題解決を掲げた。正直、その当時、経営者やその関係者の中で、高齢化社会の問題に関心を持つ人はごく少数だった。今ほど、高齢化は深刻でなかったこともあるが、そもそも、目先の収益ビ...
新興国とビジネスを長年行ってきて学んだとことは沢山ある。私が、初めて新興国を意識したのは、今から30年以上前のこと。神戸の小さな会社で働いた時、部下が、中国人とマレーシア人になった。彼らは、IT研修生という位置づけで日本にやって来た。私が面倒見ることになったが、私には沢山のカルチャーショック...