日本での創造的破壊への期待値と現実
私が創業したばかりの頃、衝撃的なタイトルの本に惹かれた。それは、デコンストラクション、日本語では創造的破壊という訳が付いていた。イノベーションは革新と訳されることが多い。誤解している人も多いが、イノベーションは必ずしも技術革新ではない。いかにも最先端技術をトリガーにイノベーションが起るとする考え...
私が創業したばかりの頃、衝撃的なタイトルの本に惹かれた。それは、デコンストラクション、日本語では創造的破壊という訳が付いていた。イノベーションは革新と訳されることが多い。誤解している人も多いが、イノベーションは必ずしも技術革新ではない。いかにも最先端技術をトリガーにイノベーションが起るとする考え...
私の仕事は、社長とのおつきあいが日常だ。シニアの社長、中小企業の社長、中堅企業の社長、上場企業の社長、若手起業家、ベトナム人の社長・・・。実に多様な社長とお付き合いさせていただいている。私も31歳に起業して、思っている以上に社長業を続けている。今、世間は企業の事業承継が大盛況だ。特に日本の場合...
会社経営について、最近日々考えていることがある。経営を長年やっていると、本当にやってきたことが正しかったのか、社会に貢献できているのかと自問自答することも多い。今、日本にも地球環境問題はじめ沢山の社会的課題がある。企業だけの責任ではないが、世間の風潮として、今は企業はこういうテーマでの貢献が...
人間はどうしても人と比べたがる。私も正直、人のことが気になる。そういう意味では、いつか、仙人の様な境地になって、無の世界を体験してみたい。ただ、正直、そういう方に今までの人生で出合ったことがないし、人間は自分と他人を比べるという意味で、本能的に人が気になるような動物だと思う。辛いことや試練が...
ITに関わって、そろそろ40年になる。ゼネコンでの現場監督を志向していたが、新入社員の時に配属先が想定外の電算室になった。アナログ生活・アナログ思考の私には青天のへきれきだった。最初は、コンピューターの仕事に全く馴染めなかった。仕方なくITの仕事をしていた時期もある。それ以来ずっとITから...
世の中の変革が求められている。働き方、会社のあり方、環境問題、日本の農と食の問題。変えるべきことは沢山ある。何も新しくすることだけではなく、昔に戻ることも大切であることは言うまでもない。もちろん人間社会は人類誕生以来、進化と発展を繰り返してきた。それが変化と言えると思うが、ここ最近の変化の加...
今、個人でもSNSなどを使えば、情報発信したり自分の主義主張や活動をしたり作品やコンテンツを発表したりと、比較的楽にできる時代になって来た。この傾向はますます加速されているが、その一方で、発信される情報やコンテンツが多いということは、世の中にそういう情報やコンテンツが溢れていることでもある。...
いつの頃からだろうか?情報を探す、見つける、そして活用するという一連の楽しみが薄れてきて、情報と付き合うストレスや苦労を感じるようになったのは。私もそういう一人とも言えるし、私の周りの人を見ていても確信をもってそう言える。 今は、大勢の人が仕事の場では言うまでもなく、一般の生活でもより良い情報を...
いつの頃からだろうか。仕事に真剣に向き合うようになったのは。少なくとも20代の駆け出しのころは、給与をもらうためのみに働いていたと言っても過言ではない。最近、時々、若い時のことをブログに書くことがあるが、昔の上司が見たら“ふざけるな!”という声が聞こえてきそうに思う。そういう意味では、懺悔も...
ブログを毎日投稿してきて、すでに1年半を超えた。今の感覚だと、3年ぐらいは続けたいとは思っているし、もしかしたら、ずっと書き続ける可能性もある。たいていは朝に書いているので、その日の日記という訳ではないが、少なくともブログを書く日から遡って1か月以内ぐらいのことがネタになる。ほとんどは、その...
宇宙が寂しいから人間を創った。これは私の持論の一つである。このブログでも書いたことはあるが、2012年発刊の拙著“本でビジネスを創造する”にも書いた。なぜそう思うかと、なぜ本に書き残そうと思ったかをまず説明したい。私はもともと、宇宙には関心がある方だ。私の世代は同じだと思うが、小学校の勉強で...
オーダーメードか既製品か。はたまた、レディオ-ダ-メ-ドか。今、コロナ禍の中、スーツ業界も揺れている。オンラインで在宅、テレワ-クになり、ちゃんとしたス-ツやネクタイをする機会が激減した。かくいう私も最近、以前よりはとてもラフなスタイルで仕事している。図らずとも、一時期流行ったフレックスタイ...
知れば知るほど知らないことを知る。私の最近の口癖の一つになった。自分で言うのもなんだが、人よりも好奇心は強い方だとおもう。特に最近、興味がある分野やテーマが増えた。農業、健康、宇宙、アート、文化、日本のこと、そして人間のこと。興味は尽きないが、知るということは、未知に対する好奇心が原動力にな...
仕事柄、私は人を紹介することも、人を紹介されることも多い方だと思う。実際、この数か月は集中的に、信頼できる人から色々な人を紹介された。だからこそ、優先して面会をしていった。それはそれで、スケジュール的には結構ハードだったが、実りはとても大きかった。やっぱり、信頼できる人からの紹介は、すごくあ...
モチベーションという言葉、どこかで聞いたことがあると思うし、使っている人も多いだろう。意味合いは、動機付けや目的意識をもって行動しましょうという感覚だと思うが、会社でも使われることも多い。要するに、経営者の立場で考えると、社員のモチベーションを高めたいと思うのは世の常である。これはスポーツチ...
日常、企画やアイデアやコンテンツなどを発想しないといけない人は沢山いると思う。 私にはコピーライターやCMのプロデューサーなどの憧れの存在がすぐに頭に浮かぶ。一体どういうときに素晴らしい表現やコンテンツを生み出すのだろうか。音楽家にしてもそうだ。作詞作曲などは神技としか思えない。こういう類の...
自分のことを、等身大で的確に相手の人に伝えるのは実に難しい。もちろん、人によってその感覚はまちまちである。日本人どうしでも、かなり差が出る部分ではあるが、これが国単位で比べると歴然と差が出る。私が、20年以上前、韓国ビジネスに精を出していた時がある。簡単に言えば、日本企業と韓国企業の橋渡しだ。...
一昨日の話なので、まだ体に余韻が残っている。私は、たまたまの巡り合わせで、知人数人で淡路島の沼島を訪れた。しかも、私の滞在時間はたったの3時間半。一体何のために行ったのと言われそうだが、沼島の紹介は後半に書くとして、私とってのこの島はとても深い意味があるのである。私の出身は、徳島であることは...
およそ日本では、小さい頃からの教育にはじまって、中高での教育までは、基本形と型の学習の場と言っても過言ではない。もちろん、時代の経過とともに変容してきているのは事実だが、それでも50年前と大差はない。そして、社会人になって働くわけだが、当然、日本には日本の仕事のやり方や基準、標準がある。外国...
仕事柄もあるが、最近ずっと情報について考えている。加えて、このテーマに関する本を昨年から仕込んでいるが、なかなかまとめるのは大変だ。情報というのはとても漠然としているし曖昧模糊で、具体的とも抽象的とも言える。例えば、観光地に旅行したとしよう。せっかくの旅だ、贅沢もしたい。食事は外すことが出来...